“やきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野禽42.9%
冶金35.7%
夜勤7.1%
野芹7.1%
野金7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ野禽やきんを林園に馴れ養わんと欲せばまずこれを籠中ろうちゅうに収めざるべからず。籠中は決して野禽目的の地にあらざるなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
たとえば五穀の収穫や沿海の漁獲や採鉱冶金やきんの業に関しては農林省管下にそれぞれの試験場や調査所などがあって「科学的政道」の一端を行なっており
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
夜勤やきんの署員たちは、熊岡の声に、一斉いっせいに入口の方を見た。しかし今しがたまでギーッ、ギーッと動いていた重い扉はピタリと停っていわのように動かない。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
国歩艱難かんなんにして策いまらず、身を忘れいささ野芹やきんの誠を献ず。才うとく万事人望にたがい、徳薄く多年世情にそむく。皎月こうげつの門前にたれか石を折り、芳梅の籬外りがいなんえいを斬る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
それを但馬守たじまのかみられるのが心苦こゝろぐるしさに地方ぢかた與力よりき何某なにがしは、ねこ紙袋かんぶくろかぶせたごと後退あとずさりして、脇差わきざしの目貫めぬきのぼりうくだりう野金やきんは、扇子せんすかざしておほかくした。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)