“よづめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夜詰83.3%
夜勤16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
役人溜りでは、夜詰よづめの同心がちょうど手紙を書きだしたところで、巻紙まきがみに「拝啓はいけい陳者のぶれば……」と書きかけ、そのすずりの水もまだ乾いていない……
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
お北の父の瓜生長八は、城中へ夜詰よづめの番にあたっていたので、その夜は自宅にいなかった。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
丈八郎は、米沢城の乾門いぬいもん番士、ろくは、高々百石たらずである。夜勤よづめ交代で一日おきには、家にいない事になるらしい。
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)