“まんめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
満面54.5%
滿面45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
颯然さつぜんと、ほたるくだいたような光が飛んだ。あッといった時は、それが剣であったとみる眼もくらんで、窯焚かまたきの百助ももすけひたいおさえて、ダッ——とびのき、満面まんめんしゅになって
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
参謀長は、満面まんめんしゅを塗ったように怒張どちょうし、その爆発を、紙一枚手前で、堪えているようであった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わたくし滿面まんめんえみたゝえて大佐たいさにぎり、かゝる災難さいなんあひだにもたがひ無事ぶじなりしことをよろこび、さて
女王樣ぢよわうさま滿面まんめんしゆをそゝいだやうに眞赤まつかになつておいかりになりました、暫時しばしあひだ野獸やじうごとあいちやんを凝視みつめておでになりましたが、やがて、『あたまばすぞ!ね——』とさけばれました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)