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満面
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まんめん
ふりがな文庫
“
満面
(
まんめん
)” の例文
旧字:
滿面
長
(
なが
)
い
眠
(
ねむ
)
りから、いま、
目
(
め
)
がさめたように、
満面
(
まんめん
)
紅潮
(
こうちょう
)
を
注
(
そそ
)
いで、にっこりとしたものがあります。それは、
純吉
(
じゅんきち
)
でした。
からす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
などとさゝやく言葉がちら/\若い侍の耳に入るから、グッと込み上げ、
癇癖
(
かんぺき
)
に
障
(
さわ
)
り、
満面
(
まんめん
)
朱
(
しゅ
)
を注いだる如くになり、額に青筋を
顕
(
あら
)
わし、きっと詰め寄り
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
颯然
(
さつぜん
)
と、
蛍
(
ほたる
)
を
砕
(
くだ
)
いたような光が飛んだ。あッといった時は、それが剣であったとみる眼も
眩
(
くら
)
んで、
窯焚
(
かまた
)
きの
百助
(
ももすけ
)
、
額
(
ひたい
)
を
抑
(
おさ
)
えて、ダッ——と
跳
(
と
)
びのき、
満面
(
まんめん
)
朱
(
しゅ
)
になって
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
参謀長は、
満面
(
まんめん
)
朱
(
しゅ
)
を塗ったように
怒張
(
どちょう
)
し、その爆発を、紙一枚手前で、堪えているようであった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかも、
満面
(
まんめん
)
に不敵な笑みをたたえて、挑むが如き
剣尖
(
けんさき
)
を躍動させているから、今はもう不思議だなぞと首を
傾
(
かし
)
げてはいられない。カッ! と怒りを発した源助町の天童利根太郎が
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
雪枝
(
ゆきえ
)
は
満面
(
まんめん
)
に
紅
(
くれなゐ
)
を
濯
(
そゝ
)
いで、
天守
(
てんしゆ
)
に
向
(
むか
)
つて
峯
(
みね
)
より
高
(
たか
)
く
握拳
(
にぎりこぶし
)
を
衝
(
つ
)
と
上
(
あ
)
げた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“満面”の意味
《名詞》
満面(まんめん)
顔全体。顔中。
(出典:Wiktionary)
満
常用漢字
小4
部首:⽔
12画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“満面”で始まる語句
満面朱