“まんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マンカン
語句割合
万感14.3%
満干14.3%
満韓14.3%
滿干14.3%
滿艦14.3%
滿韓14.3%
漫漶14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それよりは心を静め思いを転じて、いきながら死せる気になり、万感まんかんを排除する事につとめしかば宿屋よりも獄中の夢安く、翌朝目覚めざめしは他の監房にて既に食事のみし頃なりき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
(海には汐の満干まんかんがあるよ、いまに汐がさすと一面の水になる。)
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
十月に入って師匠が稽古に出られる頃にはその年は折悪おりあしく主人のヨウさんが会社の用で満韓まんかんへ出張という次第。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
滿干まんかんの波はひたせども
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
わが艦長松島海軍大佐かんちやうまつしまかいぐんたいさは、一令いちれいはつして滿艦まんかん電光でんくわうかゞやかした。
日本にほん文藝的作品ぶんげいてきさくひん麻雀マアジヤンのことがかれたのはおそらく夏目漱石なつめさうせきの「滿韓まんかんところどころ」の一せつはじめてかもれない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
さて寺の男に水運ばせこけを洗ひつたはがして漫漶まんかんせる墓誌なぞ読みまた写さんとすれば、衰へたる日影のはやくもうすつきてひぐらしきしきる声一際ひときわ耳につき、読難き文字更に読難きに苦しむべし。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)