“みちひき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
満干33.3%
満引33.3%
滿干33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愛せらるる事を専門にするものと、愛する事のみを念頭に置くものとが、春風はるかぜの吹き回しで、あまい潮の満干みちひきで、はたりと天地の前に行きった時、この変則の愛は成就する。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
海の潮が満引みちひきをするように、あなたのお心のうちが、日夜に動揺致しますのを見るにつけ、どうぞして、そのお腹立をやわらげ、そのお憤りの心をしずめてお上げ申したいと
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
うみぢゃ、終始たえずなみだ滿干みちひきがある、身體からだふねその鹽辛しほからなみはしる、溜息ためいきかぜぢゃ、なみだなみとも荒𢌞あれまはり、なみだはまたそれを倍〻ます/\るゝ、はて、なぎきふなんだら