“みちひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
満干81.3%
滿干12.5%
漲落6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外界の刺激に応じて過敏なまでに満干みちひのできる葉子の感情は今まで浸っていた痛烈な動乱から一皮ひとかわ一皮平調にかえって、果てはその底に
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
〔渚をば〕潮の滿干みちひによりて
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
橄欖オリワの林に隱顯せる富人の別業べつげふの邊よりははるかに高く、二塔の巓を摩する古城よりは又逈に低く、一叢ひとむらの雲は山腹に棚引きたり。われ。彼雲の中にみて、大海のしほ漲落みちひを觀ばや。夫人。さなり。