“ほんがう”の漢字の書き方と例文
語句割合
本郷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御米およねにかう受合うけあつてもらつた小六ころくは、またあめおとあたまうへけて本郷ほんがうかへつてつた。しかしなかにちいて、にいさんはかないんですかときにた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
大正十五年の正月十日、僕はやはりタクシイに乗り、本郷ほんがう通りを一高の横から藍染橋あゐそめばしくだらうとしてゐた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ときに、長野泊ながのどまりの翌日よくじつ上野うへのへついて、つれとは本郷ほんがうわかれて、わたし牛込うしごめ先生せんせい玄關げんくわんかへつた。其年そのとしちゝをなくしために、多日しばらく横寺町よこでらまち玄關げんくわんはなれてたのであつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)