“へいじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平治33.3%
瓶子27.8%
平時16.7%
弊事11.1%
兵事5.6%
平次5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち平安朝の写本が源平時代あるいは保元ほうげん平治へいじのころに右に言ったような「綴じ目の切れた」という状態で次の時代へ伝えられる。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
彼女は家にある土器かわらけなぞを三宝さんぽうに載せ、孫娘のお粂には瓶子へいじを運ばせて、挨拶あいさつかたがた奥座敷の方へ行った。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
仁太や正は海軍に配置はいちされていた。平時へいじならば微笑びしょうでしか思いだせない仁太の水兵も、いったまま便たよりがなかった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
其波瀾を掛念けねんとならば、もくして弊事へいじの中に安んずるの外なし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
景公けいこう穰苴じやうしよしてとも兵事へいじかたり、おほいこれよろこび、もつ將軍しやうぐんし、へいひきゐてえんしんふせがしむ。穰苴じやうしよいは