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瓶子
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へいじ
ふりがな文庫
“
瓶子
(
へいじ
)” の例文
只
八五
薄酒
(
うすきさけ
)
一杯
(
ひとつぎ
)
すすめ奉らんとて、
八六
高坏
(
たかつき
)
平坏
(
ひらつき
)
の清らなるに、海の物山の物
盛
(
も
)
りならべて、
八七
瓶子
(
へいじ
)
土器
(
かわらけ
)
擎
(
ささ
)
げて、まろや酌まゐる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
彼女は家にある
土器
(
かわらけ
)
なぞを
三宝
(
さんぽう
)
に載せ、孫娘のお粂には
瓶子
(
へいじ
)
を運ばせて、
挨拶
(
あいさつ
)
かたがた奥座敷の方へ行った。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
瓶子
(
へいじ
)
とらせ
御酒
(
みき
)
はたぶなり御さかづき持つ手ふるへて泣きをりわれは
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
山海の珍味をたくさん盛りならべて、少女のまろやが
瓶子
(
へいじ
)
をささげて、杯をささげて、酌をした。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
瓶子
(
へいじ
)
とらせ
御酒
(
みき
)
はたぶなり御さかづき持つ手ふるへて泣きをりわれは
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
古式を重んずる
欵待
(
もてなし
)
のありさまが、間もなくそこにひらけた。
土器
(
かわらけ
)
なぞを三宝の上に載せ、挨拶かたがたはいって来る髪の白いおばあさんの後ろからは、十六、七ばかりの孫娘が
瓶子
(
へいじ
)
を運んで来た。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
はやく
酒殽
(
さかな
)
をつらねてすすめまゐらすれば、
八四
万作
酌
(
しやく
)
まゐれとぞ
課
(
おほ
)
せらる。
恐
(
かしこま
)
りて、
美相
(
びさう
)
の
若士
(
わかさぶらひ
)
膝行
(
ゐざ
)
りよりて
八五
瓶子
(
へいじ
)
を
捧
(
ささ
)
ぐ。かなたこなたに
杯
(
さかづき
)
をめぐらしていと興ありげなり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“瓶子”の意味
《名詞》
瓶子(へいじ、へいし)
(古用)酒を入れる容器。後代の徳利。
(出典:Wiktionary)
“瓶子”の解説
瓶子(へいし、へいじ)とは、壷の一種で、口縁部が細く窄まる比較的小型の器形のものをいい、主に酒器として用いられた。
(出典:Wikipedia)
瓶
常用漢字
中学
部首:⽡
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“瓶”で始まる語句
瓶
瓶詰
瓶破
瓶花
瓶中
瓶割
瓶掛
瓶口
瓶口黒須兵衛
瓶原