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平治
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へいじ
ふりがな文庫
“
平治
(
へいじ
)” の例文
うちこんで、
平治
(
へいじ
)
の乱をおこさせ、死して後もなお朝廷にたたりをするのだ。よく見ているがいい。やがて天下に大乱をおこさせようぞ
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
すなわち平安朝の写本が源平時代あるいは
保元
(
ほうげん
)
平治
(
へいじ
)
のころに右に言ったような「綴じ目の切れた」という状態で次の時代へ伝えられる。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
保元
(
ほうげん
)
と
平治
(
へいじ
)
の乱である。しかも古来の歴史家は、この両度の大乱の暗いかげに魔女の
呪詛
(
のろい
)
の付きまつわっていることを見逃しているらしい。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
そういう暴挙は、
保元
(
ほうげん
)
・
平治
(
へいじ
)
の世にも行われたことがある。宮は必死になった。かつては吉野の奥、十津川の原始林をとりでとして
豼貅
(
ひきゅう
)
を
叱咜
(
しった
)
した生命の持ちぬしでもある。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信頼
(
のぶより
)
の怨霊が
成親殿
(
なりちかどの
)
にのりうつったのだ。あの
平治
(
へいじ
)
の乱に
清盛
(
きよもり
)
に
惨殺
(
ざんさつ
)
された信頼の怨霊が。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
▼ もっと見る
保元
(
ほげん
)
、
平治
(
へいじ
)
の乱と、権力者の内紛に、おちょっかいを出しながら、自分の地歩は、着々と固めていって、さて皆が、気がついた時分には、
従一位
(
じゅういちい
)
、
太政大臣
(
だじょうだいじん
)
平清盛という男が、でき上っていた。
現代語訳 平家物語:01 第一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
俊寛
保元
(
ほうげん
)
の乱に
頼長
(
よりなが
)
の墓をあばいた
信西
(
しんぜい
)
は、頼長の霊に
呪
(
のろ
)
われて
平治
(
へいじ
)
の乱には信頼に墓をあばかれた。信西の霊は清盛について、信頼を殺させた。今信頼の霊は成親殿にのりうつった。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
“平治”の意味
《固有名詞》
日本の元号の一つ。保元の後、永暦の前。1159年4月20日から1160年1月10日までの期間のこと。
(出典:Wiktionary)
“平治”の解説
平治(へいじ、平󠄁治)は、日本の元号の一つ。保元の後、永暦の前。1159年から1160年までの期間を指す。この時代の天皇は二条天皇。
(出典:Wikipedia)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
治
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“平”で始まる語句
平
平常
平生
平素
平和
平坦
平伏
平地
平日
平家