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ぷんかん
忽ち
電鈴鳴り、
發射框動いて、一
分間に七十八
個の
魚形水雷は、
雨の
如く、
霰の
如く
發射せらるゝのである。
不思議な
顫動が
何か
必死的な
感じで二三
分間つづくと、
蜂はやがて
穴のそとへ
出て
來た。
ものの
半道とは
上らないのに、
車の
齒の
軋り
強く、
平地でさへ、
分けて
坂、一
分間に一
寸づゝ、
次第に
雪が
嵩増すので、
呼吸を
切つても、もがいても、
腕車は一
歩も
進まずなりぬ。