“ふうふなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夫婦仲66.7%
夫婦中33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうち香織かおりえんあって、鎌倉かまくらんでいる、一人ひとりさむらいもととつぎ、夫婦仲ふうふなかたいそう円満えんまんで、そのあいだ二人ふたりおとこうまれました。
隆吉との夫婦仲ふうふなかは良かった。隆吉は京成電車の車掌しゃしょうをしていたが、それも二三年位のもので、あとはずっと、与平に手伝って、百姓をしたり、土地売買のブロオカアのような事をして暮していた。
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
そののちおとこはすっかりこころれかえ、村人むらびとからもうらやまるるほど夫婦仲ふうふなかくなりました。現在げんざいでもその子孫しそんはたしか彼地かのちさかえてはずでございます……。
たいていはおとこ情婦おんなができて夫婦仲ふうふなかわるくなり、嫉妬やきもちのあまりその情婦おんなのろころす、とったのがおおいようで、たまにはわたくしところへもそんなのがまれることもあります。
「ええ。だから夫婦中ふうふなかがこんなにがたぴしするんでしょう」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)