“ひれう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肥料66.7%
悲蓼33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうかといつて肥料ひれうなしには到底たうていぱんさだめられてある小作料こさくれう支拂しはらだけ收穫しうくわくられないので慘憺さんたんたる工夫くふう彼等かれらこゝろ往來わうらいする。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
鬼骨 しツ! 畑には臭ひのしない肥料ひれうをやるといふ案に賛成の方は……?(越水とその仲間二人だけ手を挙げる)
犬は鎖に繋ぐべからず (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
肥料ひれう工夫くふうがつかなかつたりするのとで作物さくもつ生育せいいくからいへば三日みつかあらそふやうなときでもおもひながらないのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
旦那だんなぢや、〆粕しめかすばか使つかあんだつぺか」おつぎは自分じぶんらぬ不廉ふれん肥料ひれうのことにいていた。勘次かんじがついて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
身心を放ちて冥然として天造ににんぜんか、身心を収めて凝然として寂定じやくぢやうに帰せんか、或は猖狂しやうきやう、或は枯寂、猖狂は猖狂の苦味あり、枯寂は枯寂の悲蓼ひれうあり
山庵雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)