“ひりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肥料83.3%
悲寥8.3%
悲涼8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも肥料ひりょうの入れようやなんかまるでちがうんだから。いまならみんなはまるで反対はんたいにやってるんでないかと思う。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
◯論理整然たるビルダデの攻撃に会してヨブ答うるにことばなく、その悲寥ひりょうは絶頂に達して、ついに友のあわれみを乞うに至る。これ十九章一節—二十二節である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
二十四節までの友に対する語は、天地に挑むが如き元気充盈じゅうえいせるものにて、あたかもバイロンやニエチェの一篇を読むようであるが、これに反して二十五節以下は沈痛悲寥ひりょうなる哀語である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
英雄志を抱いて黄泉に入る悲涼ひりょう愴凄そうせいの威を如何にもうるわしく詠じ出したもので、三百年後の人をしてなお涙珠るいじゅを弾ぜしむるに足るものだ。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)