“肥料(ひれう)” の例文
さうかといつて其(そ)れ等(ら)の肥料(ひれう)なしには到底(たうてい)一般(ぱん)に定(さだ)められてある小作料(こさくれう)を支拂(しはら)ふ丈(だけ)の收穫(しうくわく)は得(え)られないので慘憺(さんたん)たる工夫(くふう)が彼等(かれら)の心(こゝろ)を往來(わうらい)する。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
鬼骨 しツ! 畑には臭ひのしない肥料(ひれう)をやるといふ案に賛成の方は……?(越水とその仲間二人だけ手を挙げる)
犬は鎖に繋ぐべからず (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
肥料(ひれう)の工夫(くふう)がつかなかつたりするのとで作物(さくもつ)の生育(せいいく)からいへば三日(みつか)を爭(あらそ)ふやうな時(とき)でも思(おも)ひながら手(て)が出(で)ないのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「旦那(だんな)ぢや、〆粕(しめかす)許(ばか)り使(つか)あんだつぺか」おつぎは自分(じぶん)の知(し)らぬ不廉(ふれん)な肥料(ひれう)のことに就(つ)いて聞(き)いた。勘次(かんじ)は氣(き)がついて
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)