“はなれざしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
離座敷94.4%
別室5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一晩ひとばんのお醫師いしや離座敷はなれざしきのやうなところめられますと、翌朝あけのあさ咽喉のどへもとほりません朝御飯あさごはんみました。もなくでございましたの。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
数月の後、保は高町たかまちの坂下、紺屋町西端の雑貨商江州屋ごうしゅうや速見平吉はやみへいきち離座敷はなれざしきを借りてうつった。この江州屋も今なお存しているそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
かくおもたせたまへとて、かみ迷惑氣めいわくげにもえずいざなふにぞ、それからんとてなつのさしりより、別室はなれざしき仮住かりずみ三月みつきばかりのしゝが、歸邸きてい今日けふいまなほのこ記臆きおくのもの二ツ
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)