“はせきた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馳来50.0%
馳來25.0%
走來25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
義仲寺にうつして葬礼義信をつくし京大坂大津膳所ぜゞ連衆れんじゆう被官ひくわん従者ずさまでも此翁のなさけしたへるにこそまねかざるに馳来はせきたる者三百余人なり。
をつとかたきおぼえたかといひさま彼の懷劍くわいけん胴腹どうばら突込つきこみしかばへい四郎はアツトこゑたて仰向のつけたふれ七てんたうなすゆゑ隣の座敷ざしきは源八歌浦うたうらなれば此聲このこゑおどろ馳來はせきたるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
不審いぶかりたてんとなす時迯出にげいだす人あるによりそれ盜人ぬすびと出逢々々であへ/\と大聲に呼はりけるに大勢馳來はせきたりて見れば加賀屋四郎右衞門なり皆々是は人違ひとちがならんと云に三郎兵衞之を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
寢ながら大聲にていづれも客人方何ぞ取られし物はなきやと云に一同未々まだ/\改め中ゆゑしかと分らずなどと云所へ亭主男共は半四郎が座敷へ走來はせきた若々もし/\御客樣盜人が這入はひりしよしゆゑこゝ彼處かしこと改め見れども一かうに這入し樣子はなし其盜人は何所どこをり候やと云ければ半四郎は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)