“ねぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ネギ
語句割合
63.1%
禰宜20.7%
4.9%
値切4.4%
価切2.5%
直切2.5%
2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
して、おしたぢならおしたぢ、ねぎならねぎならでよからうとつてる。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
K君はその男の方をも私に指して見せて、あの桶の底にはきっねぎなどの盗んだのが入っている、と笑いながら言った。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
朝々の定まれる業なるべし、神主禰宜ねぎら十人ばかり皆おごそかに装束しょうぞく引きつくろいて祝詞のりとをささぐ。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そのうちに村の旦那衆の顔もそろい、その日の祭りをつかさどる村社諏訪すわ分社の禰宜ねぎ松下千里も荒町からやって来た。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お瀧はイソイソと降りて來て、平次の勞をねぎらひます。夜更けのことではあるが、客あしらひになれて、なか/\の應對です。
そして席を移すと、その夜、使者のため、連歌れんがの会を催して、しめやかに一夜をねぎらった——という風な人であった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道具屋だうぐや女房かみさんは、十錢じつせん値切ねぎつたのをしやくさはらせたのにちがひない。」
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それはまあ節略せつりやくして——なんでも値切ねぎるのは十錢じつせんづゝ値切ねぎるものだと女房かみさんおもつてる。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その友達がまた品物の如何いかんにかかわらずむやみに価切ねぎり倒す癖を有っているので、彼はただ歩くために少なからぬ時間を費やさされた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「文字」を尊重している彼は、著者がそれを完成するまでに注いだ心血を思うと、よほど法外だとでも思ったときのほか、価切ねぎるということが出来なかった。
日は輝けり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ほんついたを三せんならばと直切ねぎつてく、はぬばたまやみもうけはこのほかにもるべし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
現在後世ごせねがひに一昨日おとつひ来たりし門前も忘れて、簪三本七十五銭と懸直かけねすれば、五本ついたを三銭ならばと直切ねぎつて
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
勝頼、惣蔵を扇であおいでねぎらい、伝右衛門の軽傷を負ったのに自ら薬をつけてやった。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
帝みずからとうくだりてねぎらいて曰く、先生労苦するなかれ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)