“直切”の読み方と例文
読み方割合
ねぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なん商人あきうど女房にようばうみせからくるま乘出のりだすは榮耀えいえう沙汰さた御座ござります、其處そこらのかどからいほどに直切ねぎつてつてまゐりましよ、これでも勘定かんぢやうつてますに、と可愛かあいらしいこゑにてわらへば
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
沢山たんと直切ねぎらつしやればかつけな。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
五本ついたを三錢ならばと直切ねぎつて行く、世はぬば玉の闇の儲はこのほかにも有るべし、信如は斯かる事どもいかにも心ぐるしく、よし檀家の耳には入らずとも近邊の人々が思わく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)