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てうわ
凋れたる
調和にぞ
修道女の
一人消えさり
えゝ
漸く四五
日前歸りました。ありや
全く
蒙古向ですね。
御前の
樣な
夷狄は
東京にや
調和しないから
早く
歸れつたら、
私もさう
思ふつて
歸つて
行きました。
さうして
厚い
笠蒲團の
赤い
切が
丸く
白い
笠の
中央に
黒い
絎紐と
調和を
保つのである。おつぎの
笠蒲團は
赤や
黄や
青の
小さな
切を
聚めて
縫つたのであつた。
然しおつぎの
帶だけは
古かつた。