“だいく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダイク
語句割合
大工92.7%
大区3.6%
木匠1.8%
題句1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、日数をかぞえたり、若夫婦のために、奥の書斎と古い一棟を、大工だいくでも入れて、すこし手入れもせねばなどといいはじめた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二月十日に渋江氏は当時の第六大区だいく六小区本所相生町あいおいちょう四丁目に僦居しゅうきょした。五百が五十八歳、保が十七歳の時である。家族は初め母子の外に水木みきがいたばかりであるが、のちには山田脩が来て同居した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
黒木をいただいた白河女しらかわめや、壺装束の若い女や、牛を曳いた近郊の農夫や、高足駄をはいた北嶺の僧や、御幣ごへいを手に持った清水の巫女みこや、水干すいかん稚子輪ちごわの僧院の稚子や、木匠だいくや魚売りや玉工たまみがき鏡師かがみし
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
宗助そうすけ加減かげんころ見計みはからつて、丁寧ていねいれいべてもとせきふくした。主人しゆじん蒲團ふとんうへなほつた。さうして、今度こんど野路のぢそら云々うん/\といふ題句だいくやら書體しよたいやらにいてかたした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)