“もくしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目睫80.0%
黙笑6.7%
黙誦6.7%
木匠3.3%
目捷3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打ちあわすべきことは山ほどあって、着手の日は目睫もくしょうにせまっているのですから、対馬守はそれどころではない。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
青年の四肢が、ピクリ/\と痙攣けいれんし始めた。もう、死期の目睫もくしょうの間に迫っていることがわかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
そこで、もうろうたる人影は、ニヤリと黙笑もくしょうの歯を見せたようです。床の間に腰をおろして、暗やみの中でも視覚のくらしいまなこ
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、かれは黙笑もくしょうしている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかして、その目前におよそ五、六尺を離れて他の一人粛然として端座し、口中に呪文じゅもん黙誦もくしょうすることおよそ五、六分時間にして、両手の棒、次第に動揺するを見る。
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
その日の朝も、わたくしは此句を黙誦もくしょうしながら、寝間着のままって窓にると、崖のえのきの黄ばんだ其葉も大方散ってしまったこずえから、鋭い百舌もずの声がきこえ、庭の隅に咲いた石蕗花つわぶききいろい花に赤蜻蛉とんぼがとまっていた。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
——これは、「ナザレの木匠もくしょうの子」の教を信じない、ヨセフの心にさえ異常な印象を与えた。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
目捷もくしょうに麗人糸子の危難を見ては、作戦もなにもあったものではない。最短距離をとおって、ドンと敵の胸もとに突撃する手しかない。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)