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もくせふ
ふりがな文庫
“もくせふ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
目睫
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目睫
(逆引き)
遠く望めばブランデンブルク門を隔てゝ緑樹枝をさし
交
(
か
)
はしたる中より、半天に浮び出でたる凱旋塔の神女の像、この
許多
(
あまた
)
の景物
目睫
(
もくせふ
)
の間に
聚
(
あつ
)
まりたれば
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
古墓あり、水道の殘礎あり、而して
聖彼得
(
サン、ピエトロ
)
寺の穹窿天に聳えたる羅馬の市は、既に
目睫
(
もくせふ
)
の中に在り。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
紅
(
くれなゐ
)
なる熔巖の流は、今や
目睫
(
もくせふ
)
に迫り來りぬ。道絶ゆるところに、黒き熔巖もて
掩
(
おほ
)
はれたる廣き
面
(
おも
)
あり。驢馬は
蹄
(
ひづめ
)
を下すごとに、先づ探りて而る後に踏めり。既にして一の隆起したる處に逢ふ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
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