“だいあく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大悪60.0%
大惡40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大悪だいあく非道の犠牲とならん勇士も
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
右の手に持あらはれ出たる一人のをんな行先ゆくさき立塞たちふさがおのれ大惡だいあく無道ぶだうの吾助大恩有る主人と知りながら兄君あにぎみがいし岡山を立退のきし事定めて覺え有べし今爰にあひしは天のたまもの疾々とく/\勝負しようぶ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
大惡だいあくなゝつのモルタル
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
懷中くわいちうより取出し長庵が前へ摺寄すりよりひらきて見ればは如何に文字もんじきえ跡形あとかた無くたゞなさけなき白紙しらかみなり是は長庵が惡計にて跡の證據に成らざるやう最初さいしよよりたくんで置きたる大惡だいあく無道ぶだうおそろしかりける事共なり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つくされしは京都堂上方だうじやうがた御内みうち關係かゝはるの事がらなればなりされど四海にとゞろ明智めいち忠相たゞすけ殿ゆゑ始終しじうの所まで洞察みとほされて嚴敷きびしくたづねられければ大惡だいあく無道ぶだうの安間平左衞門も終に白状に及び口書も相濟あひすみとがめの次第を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)