“じんかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塵芥70.6%
塵界17.6%
人界5.9%
人怪2.9%
塵塊2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河面一面にせり合い、押し合い氷塊は、一度に放りこまれた塵芥じんかいのように、うようよと流れて行った。ある日、それが、ぴたりと動かなくなった。
国境 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
むかし呂洞賓りょどうひんという仙人は、仙道成就しても天に昇ったきりにならずに、何時迄も此世に化現遊戯けげんゆげして塵界じんかい男女なんにょ貴賎を点化したということで
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ひつぎまへ銀樽ぎんそん一個いつか兇賊等きようぞくらあらそつてこれをむに、あまかんばしきこと人界じんかいぜつす。錦綵寶珠きんさいはうじゆ賊等ぞくらやがてこゝろのまゝに取出とりいだしぬ。さてるに、玉女ぎよくぢよひだりのくすりゆびちひさきたまめたり。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この、世界犯罪史上にもほかに類のない兇悪不可思議な人怪じんかい——彼を取り巻く闇黒あんこくの恐怖と戦慄せんりつすべき神秘、それらはもう、いまとなっては闡明せんめいのしようがないのだ。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「まだ宇宙塵の入口だから、あまり衝突する塵塊じんかいもないのでしょうね」
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)