“じやしやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
邪正100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のべ長助お光の兩人は是で此方こなた拔目ぬけめはないと小躍こをどりをして立戻り長助はたゞちに訴訟書をぞしたゝめけるすべて公事は訴状面によつ善惡ぜんあく邪正じやしやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まよひし邪正じやしやうがたし、鑑定かんてい一重ひとへ御眼鏡おめがねまかさんのみと、はじたるいろもなくべらるゝに、母君はゝぎみ一トたびあきれもしつおどろきもせしものゝ、くまで熱心ねんしんきはまりには
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
落せしよりはからずも無實むじつの罪に陷入おちいりたん入牢仰せ付られけるがかみ聖賢せいけんきみましませば下に忠良ちうりやうの臣あつてよく國家を補翼ほよくす故に今かく明白めいはく善惡ぜんあく邪正じやしやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
言掛りなりとて打擲をうけ事柄ことがら相反すと雖も各自おの/\邪正じやしやう洞察みぬかれし裁許天晴明斷と言つべし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)