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ざふきん
ふりがな文庫
“ざふきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
雜巾
55.6%
雑巾
44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雜巾
(逆引き)
午過
(
ひるすぎ
)
に
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
て
見
(
み
)
ると、
御米
(
およね
)
は
金盥
(
かなだらひ
)
の
中
(
なか
)
に
雜巾
(
ざふきん
)
を
浸
(
つ
)
けて、六
疊
(
でふ
)
の
鏡臺
(
きやうだい
)
の
傍
(
そば
)
に
置
(
お
)
いてゐた。
其上
(
そのうへ
)
の
所
(
ところ
)
丈
(
だけ
)
天井
(
てんじやう
)
の
色
(
いろ
)
が
變
(
かは
)
つて、
時々
(
とき/″\
)
雫
(
しづく
)
が
落
(
お
)
ちて
來
(
き
)
た。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
祖母さんを御覽なさい、支店長の母親でありながら袖口の擦り切れた着物を着て、この寒さにも自分で
雜巾
(
ざふきん
)
掛けなんぞしてゐるぢやありませんか。
孫だち
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
ざふきん(雜巾)の例文をもっと
(10作品)
見る
雑巾
(逆引き)
元気の無さ
相
(
さう
)
な
顔色
(
かほいろ
)
をして草履を引きずり乍ら帰つて来た貢さんは、
裏口
(
うらぐち
)
を
入
(
はい
)
つて、
虫
(
むし
)
の
蝕
(
く
)
つた、踏むとみしみしと云ふ板の
間
(
ま
)
で、
雑巾
(
ざふきん
)
を
絞
(
しぼ
)
つて
土埃
(
つちぼこり
)
の着いた足を拭いた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
小生の古つゞらに
貯
(
たくは
)
ふる処は僅にスコツチの背広が一
領
(
りやう
)
、其れも九年前に
拵
(
こしら
)
へたれば窮屈なること
夥
(
おびたゞ
)
しく、
居敷
(
ゐしき
)
のあたり
雑巾
(
ざふきん
)
の如くにさゝれて、白昼には市中をあるけぬ
代物
(
しろもの
)
。
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
ざふきん(雑巾)の例文をもっと
(8作品)
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