“さんぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
産業27.3%
鑽仰18.2%
讃仰18.2%
蚕業18.2%
三業9.1%
三行9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生糸きいとは、日本にっぽん大事だいじ産業さんぎょうだって、それで先生せんせいがみんなにってごらんとおっしゃったのです。
芽は伸びる (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おお。あれは……」と、仰山に、鑽仰さんぎょう所作しょさをよろしく演じて、「——まさしく、八幡大菩薩」と、ひれ伏した。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
既に帝都においては三度、また郷土において旧都において、上人の遺作展覧会は開催せられ、それは幾千の人々の脳裡に深き印象を鏤刻るこくしました。今や讃仰さんぎょうの声は凡ての国から起ってきました。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
この辺に太子殿下ラジクマールの設けられた蚕業さんぎょう試験場があり、この辺に太子殿下の作られた無料図書館があり
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
祖父は三業さんぎょう取締の役員もしていたようで、二六新報にろくしんぽうの計画した娼妓しょうぎ自由廃業の運動の際にも、また救世軍きゅうせいぐんがその遊説の太鼓たいこを廓内にまで持ち込んだ時にも
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
毘婆舎那びばしゃな三行さんぎょう寂静じゃくじょう慧剣えけんぎ、四種の悉檀しったんに済度の法音を響かせられたる七十有余の老和尚、骨は俗界の葷羶くんせんを避くるによってつるのごとくにせ、まなこ人世じんせい紛紜ふんうんきて半ばねむれるがごとく
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)