“きうあく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舊惡50.0%
旧悪50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
致し江戸表へ參り親子しんし對面たいめんする上は是迄の舊惡きうあくは殘らずゆるつかはすべしとの言葉に大膳は有難く拜伏はいふくし茲に主從しうじうの約をなし左京をもすゝめてこれも主家來の盃盞さかづき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
孔子こうしいはく、(二〇)伯夷はくい叔齊しゆくせい舊惡きうあくおもはず、うらここもつまれなり。じんもとめてじんたり。またなにをかうらみん』と。(二一)伯夷はくいかなしむ、(二二)軼詩いつしるにあやしむし。
したゝめ掛るに後藤半四郎も是を聞き長兵衞殿拙者せつしやの名前も書入られよすれば引合ひきあひゆゑ御呼出しになるに違ひなし其節奉行所にて久兵衞が舊惡きうあくを申立吟味詰ぎんみつめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
吉原の中反圃なかたんぼにて殺害に及びし小手塚こてづかの三次舊名もとのな早乘はやのり小僧の三次其頃火附盜賊改め石原清右衞門殿へ召捕に成りしに舊惡きうあく追々露顯ろけんしとても助からずと覺悟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかれどもひそかおもへらく、賢者けんしや旧悪きうあくをおもはずといふも事にこそよれ、冤謫ゑんてき懆愁さうしうのあまり讒言ざんげん首唱しゆしやうたる時平大臣しへいのおとゞ肚中とちゆうに深く恨み玉ひしもしるべからず。
しかれどもひそかおもへらく、賢者けんしや旧悪きうあくをおもはずといふも事にこそよれ、冤謫ゑんてき懆愁さうしうのあまり讒言ざんげん首唱しゆしやうたる時平大臣しへいのおとゞ肚中とちゆうに深く恨み玉ひしもしるべからず。