“かうぐわい”の漢字の書き方と例文
語句割合
郊外100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今頃いまごろ馬車ばしやにでもつて、郊外かうぐわいつたらさぞいでせう。』と、イワン、デミトリチはあかこすりながらふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
さうして京都きやうとつき東京とうきやうつきよりもまるくておほきいやうかんじた。まちひときたときは、土曜どえう日曜にちえう利用りようしてとほ郊外かうぐわいた。宗助そうすけいたところ大竹藪おほたけやぶみどりこもふか姿すがたよろこんだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それは彼のあしを止めたところが郊外かうぐわいにあつたからで、そこは平野神社から銀閣寺へ途中とちうえる衣笠山のなだらかな姿がのきの下から望まれるやうな場所にある、まづしい家であつた。
(新字旧仮名) / 徳田秋声(著)