“おもひうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
思浮60.0%
想浮20.0%
憶浮20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
んなことかんがしたときには、仕方しかたいので——しかし、三千ねんぜん石器時代せききじだい住民じうみんは、今日こんにちまでも生存せいそんして我等われらかたる——とつたやうこと思浮おもひうかべて、しひなみだまぎらすのである。
そのときのことを僕はいまだに想浮おもひうかべることが出来る。その日は村人のふ『酢川落すかおち』の日で、水嵩みづかさが大分ふえてゐた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
それ憶浮おもひうかべると同時どうじに、わたしむねにはめうな一しゆ好奇心かうきしんきてた。し、わたしつまたいして不満足ふまんぞくいだいてゐたとすれば、其不満足そのふまんぞくは、いましゆ猜疑心さいぎしんとなつたのであらう。わたし無論むろんつましんじてゐた。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)