“おかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御方84.0%
内室4.0%
4.0%
御片4.0%
読者4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御領土の下に生れ、日頃からまた、仕えるなら御方おかたと、胸に思い込んでおりましたため、つい、口にも出たものと思われます」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乳母 はて、おわかかた母御樣はゝごさまこのやしき内室おかたさまぢゃがな、よいおひとで、御發明ごはつめいな、御貞節ごていせつな。わしは、いま貴下こなたはなしてござらしゃったぢゃうさまをそだてました。
旅のおかたと唄はれて
別後 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
ぜん申せしとほ短氣たんき大旦那おほだんなさましきりちこがれておほぢれに御座ござ候へば、其地そのち御片おかたつけすみ次第しだい、一日もはやくと申おさめ候。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そういう皮肉な読者おかたには弱る、が、言わねば卑怯ひきょうらしい、裸体はだかになります、しからずんば、辻町が裸体にされよう。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)