“あかりまど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明窓78.6%
光線窓7.1%
天窓7.1%
明層窓7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橋から橋へ、河岸のくらの片暗がりを遠慮らしく片側へ寄って、売残りの草花の中に、蝶の夢には、野末の一軒家の明窓あかりまどで、かんてらの火を置いた。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
浴槽ゆぶねの一たん後腦こうなうのせて一たん爪先つまさきかけて、ふわりとうかべてつぶる。とき薄目うすめあけ天井際てんじやうぎは光線窓あかりまどる。みどりきらめくきり半分はんぶんと、蒼々さう/\無際限むさいげん大空おほぞらえる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
つツと立寄ツて白い布をる……天井の天窓あかりまどから直射する日光は、あきらかに少女の屍體を照らす……ただ見る眞ツ白な肌だ! ふツくりとした乳、むツつりした肩やもゝ
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ダイヤモンド格子の明層窓あかりまどには彩色硝子ステンドグラスはまっているというぐあいですが、舞踏室といっている二階の広間はくすんだ色の樫の格天井と黒樫の高い腰板パネルをもった
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)