修禅寺物語しゅぜんじものがたり――明治座五月興行――――めいじざごがつこうぎょう――
この脚本は『文芸倶楽部』の一月号に掲載せられたもので、相変らず甘いお芝居。頼家が伊豆の修禅寺で討れたという事実は、誰も知っていることですが、この脚本に現われたる事実は全部嘘です。第一に、主人公の夜叉王という人物からして作者が勝手に作り設けた …
題名が同じ作品
修禅寺物語 (新字新仮名)岡本綺堂 (著)
修禅寺物語 (旧字旧仮名)岡本綺堂 (著)