僕の友だち二三人ぼくのともだちにさんにん
小穴隆一君(特に「君」の字をつけるのも可笑しい位である)は僕よりも年少である。が、小穴君の仕事は凡庸ではない。若し僕の名も残るとすれば、僕の作品の作者としてよりも小穴君の装幀した本の作者として残るであらう。これは小穴君に媚びるのではない。世 …