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たゝか
つまり
河流と
上汐とが
河口で
暫時戰つて、
遂に
上汐が
勝を
占め、
海水の
壁を
築きながらそれが
上流に
向つて
勢よく
進行するのである。
しかし、
一自動車の
手負如きは、ものの
數でもない、
戰へば
勝つ
驕將は、
此の
張中の
説を
容れなかつた。
勇なり、また
賢なるかな。
僕、この
遊びを
覺えてから
足掛け五
年になるが、
食事の
時間だけは
別として
戰ひつづけたレコオドは
約三十
時間といふのが
最長だ。
掻きツイ先頃はお互に
蟲の居所の
惡い所から言葉
戰ひ
爲たれども考へ見れば
吾儕が惡いと
斯謝罪た上からは主は素より
舍兄のこと心持を
「こんなに
年老るまで、
自分は
此の
梢で、どんなにお前のために
雨や
風をふせぎ、それと
戰つたか
知れない。そしてお
前は
成長したんだ」
バルタ
最前、
此水松の
蔭で
居眠ってゐますうちに、
夢うつゝに、
主人とさる
人とが
戰うて、
主人が
其人をば
殺したと
見ました。
未だ
眠らないで
南京蟲と
戰つてゐる
者も
有らう、
或は
強く
繃帶を
締められて
惱んで
呻つてゐる
者も
有らう、
又或る
患者等は
看護婦を
相手に
骨牌遊を
爲てゐる
者も
有らう
競技者は
皆な
自分の
番の
來るのを
待たずして
同時に
遊び
戯れ、
絶えず
爭つて、
針鼠を
取らうとして
戰つてゐますと、
軈て
女王樣が
甚くお
腹立ちになり、
地鞴踏みながら
それほどになさつても、なんの
役にも
立ちません。あの
國の
人が
來れば、どこの
戸もみなひとりでに
開いて、
戰はうとする
人たちも
萎えしびれたようになつて
力が
出ません
而もジリリと心にかぶさつてくる生
活問題の重
壓を一方に
擔ひながら、
寧ろより
悲壯な
戰ひを
戰つてゐると見られぬ事はない。
かくて
互ひに
衝いつ
撃っつの
折から、おひ/\
多人數馳加はり、
左右に
別れて
戰ふ
處へ、
領主が
見えさせられ、
左右なく
引別と
相成りました。
相手に
戰ひ居により
左に
右助けんと存じ
宵闇の
暗紛れに切付たるは女の聲ゆゑ偖は女房を切たるかと
狼狽たる處に
傍邊より男一人打て掛りしを
あらず、
碧く
白き
東雲の
陽の
色に
紅に
冴えて、
其の
眞黒な
翼と
戰ふ、
緋の
鷄のとさかに
似たのであつた。
「それ
來たっ」と、
武士たちが
得物をとつて
立ち
向はうとすると、
誰もかれも
物に
魅はれたように
戰ふ
氣もなくなり、
力も
出ず、たゞ、ぼんやりとして
目をぱち/\させてゐるばかりであります。
從つて、今度の
實力主
義の名人
制度は、たとへ
幾分えげつない
感じはあつても、たしかに
棋界の
進歩といふべきであらう。何も
勝負だ、
戰ひだ。
サンプソンとエブラハムと
劍を
拔いて
戰ふ。ベンヺーリオー
此體を
見て
駈け
來り、
劍を
拔き、
割って
入る。
先づは
重疊、
抗つて
齒向つてでも
來られようものなら、
町内の
夜番につけても、
竹箒を
押取つて
戰はねば
成らない
處を、
恁う
云ふ
時は
敵手が
逃げてくれるに
限る。
か包み申さん只今惣内が申上しに相違御座なく
渠が藥を
調へに參りし跡にて女の
泣聲致すにより里が
勾引され候事
哉と存じ惡者と
戰ひ居候中惣内
立戻り來兩人にて其者を
それにしても
將棋がああまでも
戰はなければならぬものになつて來た事は正しく時代の
推移の
然らしむる所であらう。
むかしから、
落人は
七騎と
相場は
極つたが、これは
大國へ
討手である。
五十萬石と
戰ふに、
切もち
一つは
情ない。が、
討死の
覺悟もせずに、
血氣に
任せて
馳向つた。
張作霖と
言はず、
如何に
支那人が
麻雀を
好くかといふことはいろいろ
話に
聞くが、
驚くことは
彼等二
日も三
日も
不眠不休で
戰ひつづけて
平氣だといふことだ。
「
私も
薪雜棒を
持つて
出て、
亞鉛と
一番、
鎬を
削つて
戰はうかな。」と
喧嘩過ぎての
棒ちぎりで
擬勢を
示すと、「まあ、
可かつたわね、ありがたい。」と
嬉しいより、ありがたいのが
そして、二三
日その
疲れの
拔け
切らないのに
今更自分の
愚さを
悔いたやうな
始末だつたが、
支那人が二
日も三
日も
戰ひつづけて
平氣だといふのは、
一つは
確に
體力のせゐに
違ひない。
汝炎威と
戰へ、
海も
山も
草も
石も
白熱して、
汝が
眼眩まんとす。
起て、
其の
痩躯をかつて、
袖を
翳して
病魔に
楯せよ。
隻手を
拂つて
火の
箭を
斬れ。
戰ひは
弱し。
脚はふるふとも、
心は
空を
馳よ。
汝炎威と
戰へ。
海も
山も、
草も
石も
白熱して
汝が
眼眩まんとす。
起て……
後に
煬帝遼東を
攻むる
時、
梯子を
造りて
敵の
城中を
瞰下す。
高さ
正に
十五丈。
沈光其の
尖端に
攀ぢて
賊と
戰うて
十數人を
斬る。
城兵這奴憎きものの
振舞かなとて、
競懸りて
半ばより、
梯子を
折く。
積薪思はず
悚然として、
直ちに
衣冠を
繕ひ、
若き
婦は
憚あり、
先ず
姑の
閨にゆき、もし/\と
聲を
掛けて、さて、
一石願ひませう、と
即ち
嗜む
處の
嚢より
局盤の
圖を
出し、
黒白の
碁子を
以て
姑と
戰ふ。
「
緋鯉と
鮒とが
戰ふんだよ。」