“役”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やく53.7%
えき28.6%
えん8.8%
つか3.1%
エン1.3%
つとめ0.9%
0.9%
えだ0.4%
やと0.4%
0.4%
エキ0.4%
ヤク0.4%
ロール0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハツカネズミは水をくんで、火をおこし、おぜんごしらえをするやくめです。それから、ちょうづめはたきをすることになっていたのです。
小牧山のえき、たった五百騎で、秀吉が数万の大軍を牽制して、秀吉を感嘆させた男である。蜻蛉とんぼ切り長槍を取って武功随一の男である。
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
えん優婆塞うばそくの流れを汲む豊前ぶぜん僧都そうずと自分から名乗って、あの辺では、信者も多く、えろう権式ぶっている修験者しゅげんじゃだそうでござります
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もうもう私の増長したのにはあきれて了った、到底とても私のようなしょうの悪い女は奥様につかえないということを御話しなさいましたのです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
修験道の起りは藤原の都時代とあるが、果してエン小角ヲヅヌが開祖か、又は正しく仏教に属すべきものか、其さへ知れないのである。
またそのかたへなるかの蝋燭の光を見よ、こは肉體の中にありて、天使のさがとそのつとめとをいと深く見し者なりき 一一五—一一七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さう言へば、山田寺は、きみ小角をづぬ」が山林仏教を創める最初の足代あししろになつた処だと言ふ伝へが、吉野や、葛城の修験しゆげんの間にも言はれてゐた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
またはたえだてて、茨田うまらたの堤と茨田の三宅みやけとを作り、また丸邇わにの池依網よさみの池を作り、また難波の堀江を掘りて、海に通はし、また小椅をばしの江を掘り、また墨江の津を定めたまひき。
平素人にやとわれる身分軽き祠丁でありながら、その折だけは、獅子神の如く尊大に振舞うとは、我が甲斐国の各村に行われた、獅子舞の聟いじめの折に、往々、村の定使じょうづかいと称する者が
獅子舞雑考 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
人麻呂の作と推測される「藤原宮のタミの歌」を見ても「我が国は常世にならむ」と言うてゐるのは、藤原の都の頃既に、常世を現実の国と考へてゐたからである。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
呪術者にエキせられる精霊は、常に隙を覗うてゐる。遂に役者エキシヤの油断を見て、自由な野・山・川・海に還るのである。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
池蔵ハ此頃八度の戦ダン〻軍功もこれあり、此頃長州ニては遊撃軍イウゲキグン参謀サンボヲ(はかりごとにあづかる人)と申ものニなり、其勇気ありて諸軍をはげまし候事故、もの見のヤクをかね一軍四百人の真先マツサキニ進ミて
シャンティリというのは、もとサン・ドニイ街の靴直しだったが、芝居気違いになり、クレビヨン(5)の悲劇のクセルクセスのロールをやって、さんざん悪評を受けたのであった。