“役者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やくしや47.8%
やくしゃ30.4%
えきしゃ4.3%
もの4.3%
エキシヤ4.3%
えきしや4.3%
ひと4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俗界ぞくかいける小説せうせつ勢力せいりよくくのごとだいなればしたがつ小説家せうせつかすなはいま所謂いはゆる文学者ぶんがくしやのチヤホヤせらるゝは人気じんき役者やくしやものかづならず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
ソーれおなされ姫様ひいさまほかのことにかけては姫様ひいさまがおえらいかれぬが、うまことにかけては矢張やはりこのじいやのほうが一まい役者やくしゃうえでござる……。
こうしてイエスは神の言の役者えきしゃとしての御自分の使命を確認せられ、その労働に対する希望を新たにせられたのであると思います。
「そうじゃないか、彼女あれは立派な役者ものだ。男だったら、おれの相手だがと、だから、高田先生せんせいに言ったんだ。」
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
役者エキシヤは、役霊を駆使して、呪禁ジユゴン・医療の不思議を示した。ある家の主に伝はる秘法に、河童から教へられたものとするのが多い訣である。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
吾人は我邦の公共事業の舞台に立つて役者えきしやたる者が、少しく気局を濶大くわつだいにせん事を願うて止まざるなり、之を政治家に例すれば、県治の政事海にあるものは論争常に県治の中に跼蹐きよくせき
一種の攘夷思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
妾はあの役者ひと達を連れて、どこか誰にもわからない処へ行って、妾が取っときの本読みをさせるの
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)