“えきしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
易者71.4%
売卜者14.3%
役者4.8%
卜者4.8%
売卜4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「上総屋の案内を知った者が、幾日かかっても解らないというのに俺が行ったところで解るわけはない。そいつは岡っ引より易者えきしゃへ行く方が早いぜ」
そこには売卜者えきしゃや物売る人達が店を並べていた。その人びとの間に交って一人の道人が薬を売り符水ふすいを施していた。道人は許宣の顔を見ると驚いて叫んだ。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
こうしてイエスは神の言の役者えきしゃとしての御自分の使命を確認せられ、その労働に対する希望を新たにせられたのであると思います。
されど汝らの中にてはしからず、かえって大ならんと思う者は、汝らの役者えきしゃとなり、頭たらんと思う者は、すべての者のしもべとなるべし。
「貴女は優しい人ですが、何処どこ一箇処ひととこ男性おとこのようなところが有る——そこを気を着けなければ不可いけない」とその卜者えきしゃが言ったとか。そんなことまで言出した。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
市へ往って売卜えきしゃにみてもらいますと、若い男の方にお願いして、厭伏まじないをしていただくと、きっと良くなると言われました、もし良くなりましたら、きっとお礼をいたします
賈后と小吏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)