“エン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:えん
語句割合
33.3%
33.3%
11.1%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富士教団の守護神たる、エンノ行者の荘厳の木乃伊ミイラが、昔ながらの形を保ち、そこに籠っているのであった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
えは艶の字の意味ではないが、恐らくは、えンにとエンの音とが似てゐるところから聯想して、更に濃厚にえンにの意味を出さうとして来たからであらう。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
エンの蝸廬を賃し
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
其茶屋のエンの下には、今でも鬼灯が生えるといふ物語りを、母が其まゝ、私等に聞かせた。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
マガレルハ牛ノカシラトシ、ソウナルハ牛ノ脚トシ、横ナルハ牛ノクビトシ、転ズルハ牛ノ背トシ、ホウナルハ牛ノ腹トシ、立テルハ牛ノツノトシ、オウ(胸ノ綱)シュウ(尾ノ綱)備ワリ、軸、双、エン(ながえ)ヲ仰グ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)