“重疊”のいろいろな読み方と例文
新字:重畳
読み方割合
ちようでふ70.0%
かさね/″\10.0%
ちやうでう10.0%
ちようでう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拜借はいしやく仕つり度是迄推參すいさん候といふに強慾がうよく無道ぶだうの天忠和尚滿面まんめんゑみふくみ夫は重疊ちようでふの事なりさてわけは如何にと尋ぬるに大膳はひざすゝめ聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
刀の儀難有御厚禮申上候。何卒便宜べんぎを以て御遣し被下度奉合掌がつしやう候。かけ重疊かさね/″\自由の儀申上不都合千萬に御座候得共、御仁宥可下候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
路はけいと共に左に折れ又右に折れ、遂に群山重疊ちやうでうせる間に沒却し去る。雲あり、輕羅けいらのごとし。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
其方そなたらば重疊ちようでうよろこびなれど萬一もしいよ/\出來できものならば、いまよりもらうてこゝろまかせし教育きやういくをしたらばとれをあけくれこゝろがくれども、いまだにきも見當みあたらず、としたてばれも初老はつおひの四十のさか
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)