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名
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めい
ふりがな文庫
“
名
(
めい
)” の例文
其
(
その
)
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
を
飛揚
(
ひやう
)
して、
誰
(
だれ
)
か一二
名
(
めい
)
、
印度
(
インド
)
のコロンボ
市
(
し
)
か
其他
(
そのた
)
の
大陸地方
(
たいりくちほう
)
の
都邑
(
とゆう
)
に
達
(
たつ
)
し、
其處
(
そこ
)
で、
電光艇
(
でんくわうてい
)
が
要
(
えう
)
する十二
種
(
しゆ
)
の
藥液
(
やくえき
)
を
買整
(
かひとゝの
)
へ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
按ずるに棭斎は識語を作るに当つて
名
(
めい
)
を其子に藉りたのであらう。しかし棭斎が
蚤
(
はや
)
く懐之に其古泉癖を伝へたことも、亦疑を容れない。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
問はゞ左りへ
綾
(
あや
)
なし越前とやら
名
(
めい
)
奉行でも何の
恐
(
おそ
)
るゝ事やあらんと
高手
(
たかて
)
小手
(
こて
)
は
縛
(
いまし
)
めの繩の
縷
(
より
)
さへ戻す氣で引れ行くこそ
不敵
(
ふてき
)
なれ。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
もっとも、小松原とも
立二
(
りゅうじ
)
とも、我が姓、我が
名
(
めい
)
を呼ばれたのでもなければ、
聞馴
(
ききな
)
れた声で、
貴郎
(
あなた
)
、と言われた次第でもない。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
此度
(
このたび
)
英照皇太后陛下
(
えいせうくわうたいごうへいか
)
の
御大喪
(
ごたいさう
)
に
就
(
つ
)
きましては、
日本国中
(
にほんこくぢう
)
の
人民
(
じんみん
)
は
何社
(
なにしや
)
でも、
総代
(
そうだい
)
として一
名
(
めい
)
づゝ
御拝観
(
ごはいかん
)
の
為
(
た
)
めに
京都
(
きやうと
)
へ出す事に
相成
(
あひな
)
りました。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
次
(
つぎ
)
に
申
(
まを
)
したいのは
責任
(
せきにん
)
を
自
(
みづ
)
から
知
(
し
)
るといふの
點
(
てん
)
であります。
英學塾
(
えいがくじゆく
)
の
寄宿舍
(
きしゆくしや
)
には
唯今
(
たゞいま
)
五十
名
(
めい
)
足
(
た
)
らずの
生徒
(
せいと
)
が
居
(
ゐ
)
ます。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
外人
(
ぐわいじん
)
がこれを
如何
(
いか
)
に
取扱
(
とりあつか
)
はうとも、それは
外人
(
ぐわいじん
)
の
勝手
(
かつて
)
である。たゞ
吾人
(
ごじん
)
は
斷
(
だん
)
じて
外人
(
ぐわいじん
)
の
取扱
(
とりあつか
)
ひに
模倣
(
もほう
)
し、
姓
(
せい
)
と
名
(
めい
)
とを
切
(
き
)
り
離
(
はな
)
しこれを
逆列
(
ぎやくれつ
)
してはならぬ。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
その
時
(
とき
)
の
私達
(
わたくしたち
)
の
人数
(
にんず
)
はいつもよりも
小勢
(
こぜい
)
で、かれこれ四五十
名
(
めい
)
も
居
(
お
)
ったでございましょうか。
仕立
(
した
)
てた
船
(
ふね
)
は二
艘
(
そう
)
、どちらも
堅牢
(
けんろう
)
な
新船
(
あらふね
)
でございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それから一月ほどたったあるばんのこと、
名
(
めい
)
たんてい
明智小五郎
(
あけちこごろう
)
から、木村さんに、電話がかかってきました。
ふしぎな人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
されば、
近
(
ちか
)
しい
友達
(
ともだち
)
をば
只
(
たんだ
)
五六
名
(
めい
)
限
(
かぎ
)
り
招
(
まね
)
くことにしませう。……したが、
貴下
(
こなた
)
、
木曜日
(
もくえうび
)
でようござるか?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
某
(
なにがし
)
法學士
(
はふがくし
)
洋行
(
やうかう
)
の
送別會
(
そうべつくわい
)
が
芝山内
(
しばさんない
)
の
紅葉館
(
こうえふくわん
)
に
開
(
ひら
)
かれ、
會
(
くわい
)
の
散
(
さん
)
じたのは
夜
(
よ
)
の八
時
(
じ
)
頃
(
ごろ
)
でもあらうか。
其崩
(
そのくづれ
)
が七八
名
(
めい
)
、
京橋區
(
きやうばしく
)
彌左衞門町
(
やざゑもんちやう
)
の
同好倶樂部
(
どうかうくらぶ
)
に
落合
(
おちあ
)
つたことがある。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
因
(
そこ
)
で、
今迄
(
いまゝで
)
は
毎月
(
まいげつ
)
三銭
(
さんせん
)
かの
会費
(
くわいひ
)
であつたのが、
俄
(
にはか
)
に十
銭
(
せん
)
と
引上
(
ひきあ
)
げて、四六
版
(
ばん
)
三十二
頁
(
ページ
)
許
(
ばかり
)
の
雑誌
(
ざつし
)
を
拵
(
こしら
)
へる
計画
(
けいくわく
)
で、
猶
(
なほ
)
広
(
ひろ
)
く社員を
募集
(
ぼしう
)
したところ、
稍
(
やゝ
)
百
名
(
めい
)
許
(
ばかり
)
を
得
(
え
)
たのでした
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
専門たる
律
(
りつ
)
・
暦
(
れき
)
・
易
(
えき
)
のほかに
道家
(
どうか
)
の教えに
精
(
くわ
)
しくまた
博
(
ひろ
)
く
儒
(
じゅ
)
、
墨
(
ぼく
)
、
法
(
ほう
)
、
名
(
めい
)
、
諸家
(
しょか
)
の説にも通じていたが、それらをすべて一家の
見
(
けん
)
をもって
綜
(
す
)
べて自己のものとしていた。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
これは
名
(
めい
)
の正しいことであるから、恐らく米国も来って、日英両国に加担するであろうと思う。
世界平和の趨勢
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
その頃世界風邪、一
名
(
めい
)
西班牙
(
スパニッシュ
)
インフルエンザというのが日本中に流行した。これは日本が欧洲大戦に参加して一等国になった実証でも何でもなく、実に迷惑千万な到来物だった。
女婿
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
名
(
めい
)
スピーチだったよ。弔辞と祝辞のハギ合せなんてえのは、ちょっとないからな」
春雪
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
余はじめその名の相反するを疑い、あるいは
羅甸
(
ラテン
)
の
名
(
めい
)
とす。
後
(
のち
)
、新書を得てはじめてその学の一大変革あるを知る。余がこのことを知るの遅きは、欧州化学社中に入らざるの
過
(
あやま
)
ちとす。
化学改革の大略
(新字新仮名)
/
清水卯三郎
(著)
僕の
名
(
めい
)
お伽噺を横取して、自分勝手に太郎にばかり助勢し、勇敢なる七郎をとらへて
凹郎
(
へこらう
)
だなんと、下らぬ結末をつけたこと、七路の憾みは骨髄に徹してゐるが、彼を酷めては病気にでもならう
〔編輯余話〕
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
軍事上
(
ぐんじじやう
)
の
大發明
(
だいはつめい
)
——一
大
(
だい
)
帆走船
(
ほまへせん
)
——三十七
名
(
めい
)
の
水兵
(
すゐへい
)
——
化學用
(
くわがくよう
)
藥品
(
やくひん
)
、
是等
(
これら
)
から
思
(
おも
)
ひ
合
(
あは
)
せると
朧
(
おぼろ
)
ながらも
想像
(
さうぞう
)
の
出來
(
でき
)
ぬ
事
(
こと
)
はない。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
名
(
めい
)
奉行と宣ひしは抑も誰にて候やとの御
尋
(
たづね
)
なり是は先年松平左近將監殿へ御意に大岡越前は
名奉行
(
めいぶぎやう
)
なりと仰せられし事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
石村さんは、すぐ、
名
(
めい
)
たんていのあけち先生にでんわをかけました。けれども、あけちたんていはるすで、少年名たんていの
小林
(
こばやし
)
くんがやって来ることになりました。
かいじん二十めんそう
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
下坂
(
くだりざか
)
は、
動
(
うごき
)
が
取
(
と
)
れると、一
名
(
めい
)
の
車夫
(
しやふ
)
は
空車
(
から
)
を
曳
(
ひ
)
いて、
直
(
す
)
ぐに
引返
(
ひつかへ
)
す
事
(
こと
)
になり、
梶棒
(
かぢぼう
)
を
取
(
と
)
つて
居
(
ゐ
)
たのが、
旅鞄
(
たびかばん
)
を
一個
(
ひとつ
)
背負
(
しよ
)
つて、
之
(
これ
)
が
路案内
(
みちあんない
)
で
峠
(
たうげ
)
まで
供
(
とも
)
をすることになつた。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
即
(
すなは
)
ち
日本人
(
にほんじん
)
の
姓名
(
せいめい
)
は
唯
(
い
)
一
不
(
ふ
)
二である。
姓
(
せい
)
と
名
(
めい
)
と
連續
(
れんぞく
)
して一つの
固有名
(
こゆうめい
)
を
形
(
かたち
)
づくる。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
今度
(
こんど
)
此
(
この
)
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
航海
(
かうかい
)
には
乘客
(
じやうきやく
)
の
數
(
かず
)
は五百
人
(
にん
)
に
近
(
ちか
)
く
船員
(
せんゐん
)
を
合
(
あは
)
せると七百
人
(
にん
)
以上
(
いじやう
)
の
乘組
(
のりくみ
)
であるが、
其中
(
そのなか
)
で
日本人
(
につぽんじん
)
といふのは
夫人
(
ふじん
)
と
少年
(
せうねん
)
と
私
(
わたくし
)
との三
名
(
めい
)
のみ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「
然
(
さ
)
うで、
然
(
さ
)
うで、
名
(
めい
)
ぶつで。」と
振向
(
ふりむ
)
いて、
和笑
(
にやり
)
としながら、
平手
(
ひらて
)
で
又
(
また
)
敲
(
たゝ
)
いて、
續
(
つゞ
)
けざまにドン/\と
俵
(
たはら
)
を
打
(
う
)
つと、
言
(
い
)
ふにや
及
(
およ
)
ぶ、
眞白
(
まつしろ
)
なのが、ぱつ/\と
立
(
た
)
つ——
東京
(
とうきやう
)
の
埃
(
ほこり
)
の
中
(
なか
)
で
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
流
(
なが
)
し先頃大岡殿の申されしに父富右衞門は
蘇生
(
そせい
)
せまじきものにもあらずとは此事なりと
喜悦
(
よろこぶ
)
こと限り無く
只々
(
たゞ/\
)
偏
(
ひと
)
へに
名
(
めい
)
御奉行大岡樣の御
仁慈
(
じんじ
)
なりと奉行所の方に向ひ
伏拜
(
ふしをが
)
み/\
感涙
(
かんるゐ
)
止
(
とゞ
)
めあへざりしも
道理
(
だうり
)
なり
扨
(
さて
)
爰
(
こゝ
)
に亦穀屋平兵衞の
悴
(
せがれ
)
平吉は
段々
(
だん/\
)
吟味
(
ぎんみ
)
の末杉戸屋富右衞門は全く
無實
(
むじつ
)
の罪なること明白に
顯
(
あらは
)
れ其節の
盜賊
(
たうぞく
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
第一
(
だいいち
)
この
家
(
いへ
)
は、むかし
蕎麥屋
(
そばや
)
で、
夏
(
なつ
)
は
三階
(
さんがい
)
のもの
干
(
ほし
)
でビールを
飮
(
の
)
ませた
時分
(
じぶん
)
から
引續
(
ひきつゞ
)
いた
馴染
(
なじみ
)
なのである。——
座敷
(
ざしき
)
も、
趣
(
おもむき
)
は
變
(
かは
)
つたが、そのまゝ
以前
(
いぜん
)
の
俤
(
おもかげ
)
が
偲
(
しの
)
ばれる。……
名
(
めい
)
ぶつの
額
(
がく
)
がある
筈
(
はず
)
だ。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
紫陽花
(
あぢさい
)
の
花
(
はな
)
の
蔭
(
かげ
)
からぬいと
出
(
で
)
た一
名
(
めい
)
の
親仁
(
おやぢ
)
がある。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
名
(
めい
)
ぶつかい。」
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“名”を含む語句
仮名
名代
有名
異名
名香
大名
姓名
著名
名稱
名前
功名
名乗
名跡
名乘
幼名
名告
御名
名聞
名所
署名
...