“悴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せがれ88.9%
かじか5.6%
かじ3.7%
こ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一にも二にも悴(せがれ)のおかげだと言って喜んでいるのが江戸では評判で、それを見聞きするほどのものが、ゆかしがらぬ者はないという。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
悴(かじか)みてうつむきて行きあひにけり
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
悴(かじ)け萎びて、硬ばつたり龜裂したりして居た人の皮膚は、輭らぎ潤ひて生氣を増し、瑞々しく若くなつて、皹(ひゞ)凍傷(しもやけ)なども治り、筋肉は緊張し、血量は増加したるが如く見える。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
何日雨に打たれてどこを彷徨(さまよ)うていたのか、あの大きな男の頬も悴(こ)け身体も痩(や)せて髯(ひげ)ぼうぼうと、そして全身はふやけて見るも無残な姿であった。
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)