“綜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
42.9%
28.6%
あつ14.3%
ふさ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをぶるに、ブラウニングの信仰は、精神の難関をしのぎ、疑惑を排除して、光明の世界に達したるものにして永年の大信は世を終るまで動かざりき。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
大きい銀杏いちょうの木が五六本、その幹と幹との間にこれから織ろうとする青縞あおじまのはたをかけて、二十五六のくし巻きの細君が、しきりにそれをていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
左様さう言つたやうなものでせうよ。尤も、私が直接ぢかに突留めたといふ訳でも無いのですが、種々いろ/\なことをあつめて考へて見ますと——ふふ。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
洗ひ髪をぐる/\とむごまろめて引裂紙をあしらひに一本簪いつぽんざしでぐいと留めを刺した色気無の様はつくれど、憎いほど烏黒まつくろにて艶ある髪の毛の一ふさ二綜後れ乱れて
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)