“航海”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうかい82.8%
かうかい6.9%
こうけえ3.4%
こうろ3.4%
ナベゲタ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供こどもは、もはや、うみうえ航海こうかいいていました。なぜなら、あおなみあおそらのほかには、なにもることができなかったからです。
汽船の中の父と子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なにとなく薄淋うすさびしくなつたなみおもながめながら、むねかゞみくと、今度こんど航海かうかいはじめから、不運ふうんかみ我等われら跟尾つきまとつてつたやうだ。
航海こうけえのことか、船長せんちょのことか、船のことか? さっさと言ってみろ! 何の話だった?
喜望峯を迂回して行く船の幾度いくたびか恐しき目に遭いし事は、今なお世人の記憶せる処ならん、しかるにスエズ運河の通じて以来、普通の船舶にてこの航海こうろを取るものはきわめてまれに
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
たしか出帆してから十日目ぐらいのお天気のいい朝でしたがね。あんまり航海ナベゲタが退屈なもんですから、眼が醒めても起き上る気がしません。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)