“律”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りつ71.4%
おきて14.3%
りっ10.7%
リュウ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慎太郎は咄嗟とっさに身を起すと、もう次の瞬間には、隣の座敷へ飛びこんでいた。そうしてたくましい両腕に、しっかりおりつを抱き上げていた。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
部落の老若ろうにゃくはことごとく、おきて通り彼を殺して、騒動の罪をつぐなわせようとした。が、思兼尊おもいかねのみこと手力雄尊たぢからおのみことと、この二人の勢力家だけは、容易に賛同の意を示さなかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
つい乳母うばや子守を頼むような気になる。しからば教師たるものは何を標準として自己をりっするか。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「洪を殺しても又洪が出来る。リュウなくしてもまた代りが出来る。まるできたないものにうじがわくようなものだ。昔から幾度そんなことを繰り返して来たか」
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)