“落合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おちあい62.5%
おちあ20.8%
おちあひ12.5%
おちあふ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東の仙人峠せんにんとうげから、遠野とおのを通り土沢つちざわぎ、北上山地を横截よこぎって来るつめたい猿ヶ石さるがいし川の、北上川への落合おちあいから、少し下流かりゅうの西岸でした。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
なにがし法學士はふがくし洋行やうかう送別會そうべつくわい芝山内しばさんない紅葉館こうえふくわんひらかれ、くわいさんじたのはの八ごろでもあらうか。其崩そのくづれが七八めい京橋區きやうばしく彌左衞門町やざゑもんちやう同好倶樂部どうかうくらぶ落合おちあつたことがある。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
田代 南京領事館の落合おちあひさ。君の手紙をもつて、先生のところへ呶鳴り込んだつていふんだ。日本人は見下げ果てた人種だつて云つたさうだ。
昨今横浜異聞(一幕) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
押分々々おしわけ/\車坂下の四ツつじまで逃來りしが今此處は火先にて四方より落合おちあふ人々押合々々勿々なか/\通りぬける事能はず殊に上野近邊の出火ゆゑ其頃上野の御消防ふせぎは松平陸奧守殿(伊達家だてけ)にて太守も出馬有しかば持口々々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)