“有名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうめい42.0%
いうめい34.0%
なうて16.0%
ポピュラー2.0%
なだい2.0%
なだか2.0%
ゅうめい2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りますとも、だい一、品川しながはちかくでは有名ゆうめい權現臺ごんげんだいといふところります。其所そこなんぞは大變たいへんです、んな破片はへんやまやうんでります
此時このとき今迄いまゝで晴朗うらゝかであつた大空おほぞらは、る/\うち西にしかたからくもつてて、熱帶地方ねつたいちほう有名いうめい驟雨にわかあめが、車軸しやぢくながすやうにつてた。
……関係つながりがあるのではあるまいかな? ……いよいよ此奴こやつは逃がせねえ。うむそうだ踏み込んでやろう。有名なうて悪漢わるものであろうとも、たかの知れた盗賊だ。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
自分の机の側に椅子いすを勧めながらそこらにいる印度人たちに、「MRミスタ・タチバナ! K・三田谷サンターヤ商店の支配人マネージャー有名ポピュラー作家ライター!」
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
いや、何事も無かつたと答へると、実はうちは昔から有名なだいの化物屋敷、あなた方が住んでおいでの時に、そんな事を申上げてはかえつて悪いと、今日こんにちまで差控さしひかえてりましたと云ふ。
雨夜の怪談 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
こは高田駄平たかただへいとて、横浜に住める高利貸にて、得三とは同気相集る別懇の間柄なれば、非義非道をもって有名なだかく、人の活血いきち火吸器すいふくべ渾名あだなのある男なり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「これは、このくにでの有名ゅうめい陶器師とうきしが、ねんねんれてつくった殿とのさまのおちゃわんでございます。できるだけかるく、薄手うすでつくりました。おすか、いかがでございますか。」ともうしあげました。
殿さまの茶わん (新字新仮名) / 小川未明(著)