“有之”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
これあり83.5%
これある12.9%
これあ1.2%
これあら1.2%
コレアリ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このところはことさらにも九字くらいにする必要有之これあり、もし七字句などをもって止めたらんには上の十字句に対して釣合つりあい取れ不申もうさず候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
其方儀主人しゆじんつま何程なにほど申付候共又七も主人のつき致方いたしかた有之これあるべき處主人又七にきずつけあまつさへ不義ふぎの申かけを致さんとせし段不屆至極ふとゞきしごくに付死罪しざいつく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
(前略)しかところ続冬彦集六八頁第二行に、『速度の速い云々(速度の大きいに非ず)』と有之これあこれは素人なら知らぬ事物理学者として云ふべからざる過誤と存じ候
随筆難 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
此高札三日の内、取片附け候者有之これあらば、役人たりとも探索の上、必ず天誅すべきもの也
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
非職凡下ボンゲヲイワズ、伊勢ノ車ノ庄ヲ恩賞ニテ行ナワルヨシ、関東ノ御教書ミギョウショ有之コレアリ、ソノ上ニ定遍ジョウヘンズ三日ガウチニ六千貫ヲ与ウベシ、御内ミウチ伺候シコウノ人、御手オンテノ人ヲ討チタラン者ニハ五百貫
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)